同居人は恋愛対象外。
「凛ちゃん水田くんの事本当に好きだったんだよ!?
あんな酷い言い方男として最低だよ。」
「あんた誰?上から目線でむかつくんだけど。」
「凛ちゃんの友達です。」
ますますイライラする気持ちを抑える。
「あ、幼馴染が好きだとか言ってる奴?」
「そうだけど、それが何?」
その言い方にさらに怒りが募る私とは反対に涼しい顔してそんな事言う水田くんは口を開けて
「あんた、振られそうだよね。」
たった一言そう言った。
「……は!?なんでそう思うの?」
「所詮幼馴染との恋愛なんて成り立つわけない。
友達以上恋人未満てとこで終わるから。」
そう言われた瞬間に私の我慢していた気持ちはプツンと切れた。
気づいたら目の前では頬に手を添えて少し痛そうな顔をする水田くんが見えてて、
私の手のひらがじんじんしてるのがわかる。
ど、どうしよ。ビンタしちゃった…。
「さいってい…。クズ!ほんとありえない!」
でも謝るよりも先に出た言葉はこんな言葉で場が悪くなってその場を走って逃げた。