同居人は恋愛対象外。
「もし良かったら私の部屋貸しましょうか?
断る理由も特にないんで。」
「ほんとに!?きっとすいちゃんも喜ぶわ!
とってもキレイでいい子なのよ〜。
あ、それにしんちゃんと同じ高校だったと思うわよ?」
キレイな子か〜どんな女の子なのかな。
「じゃー明日しんちゃんのお部屋に行くように言うわね!
よかった決まって。やっと安心できるわ。」
私の手をとりありがとうと言うと鼻歌混じりに帰っていった。
一人暮らし寂しいって思い始めてたからちょうど良かったかも…。
それにちょっと人助けしたって感じがして悪い気はしなかった。
なんなら凛ちゃんも誘っちゃってさ、3人でお喋りとかできたら楽しいのにな〜。
学校でお喋りとかひちゃってさ、絶対楽しいよ〜。
なんて明日来る子の想像して浮かれながら私は自分の部屋に戻った。