同居人は恋愛対象外。


そこには今までにないくらい怖い顔した水田くんが居た。


「人が心配してるのにうざいって何?
愚痴ぐらい話したって別にいいでしょ。」


でもうざいと言われた私は本当にバカでムッとなって言い返してしまった。


「話したくない事だってあるんだよ。
人の事にいちいち突っかかってくんな、ほんと鬱陶しいから。」


そうきっぱり言われた。

怖い顔した水田くんは今にも殴りかかってきそうで、思わず後ずさりしてしまった。


「何やってんだよ!女の子怖がってんじゃん。」


そう言って間に入ってきたのは涼太くん。

間に入られた水田くんは舌打ちすると勝手にしてろとそれだけ言って帰っていった。


「なんだあいつ…
大丈夫?怪我とかないか?……って真奈!?
どうした、なんか雰囲気違う。」


ダメだ安心したら涙でてきちゃう。

せっかく凛ちゃんに可愛くしてもらったのに全部台無しだ…。


「お、おい泣くなって。」


私の潤んだ目を見て優しく頭をポンポンしてくれる。


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