同居人は恋愛対象外。
___ピピッ…ピピピッ
目覚ましの音に目を閉じたまま目覚まし時計に手をかける。
ゆっくり起き上がり目を開ける。
「……えっ!?」
視界がハッキリしてきたところで私が寝てた布団の横にある机に突っ伏して寝ている水田くんの姿が見えた。
私の声があまりにも大きかったのか「何?」と言いながら水田くんが体を起こす。
「なんでいるの!?」
「なんでって…帰ってきただけだけど。」
そ、そうだよ。何テンパってるの私!
寝て起きたら水田くんが帰ってきてただけ、落ち着け落ち着け。
冷静になって昨日の事を思い出した。
「あの、昨日はごめんね傷つけるような事言って。」
「あー、うんもう気にしてないしいいよ。
てゆか謝るの俺の方…。
気遣ってくれたのに冷たく言って…悪かった。」
少し私から目を逸らしてボソリと謝った。