同居人は恋愛対象外。
次の日私たちは約束通り昨日のショッピングモールるに行った。
私が水着を買っている間水田くんは外のベンチで待ってもらうことにした。
凛ちゃんせっかくオススメしてくれたのにごめんね。
やっぱりビキニは勇気がでないや。
心の中で凛ちゃんに謝って昨日見た白色のワンピース型の水着をレジに出した。
「外で待たれてる彼氏さんと海行くんですか?」
水着を袋に入れながら店員さんがふとそんな言葉をかけてきた。
「か、彼氏!?違いますよ、友達というかなんというか。」
「そうなんですか?昨日もご一緒に来られてたのでてっきり彼氏さんかと…失礼しました。
でも優しいお友達ですね。なかなか買い物に付き合ってくれる男友だちなんて居ませんよ?」
「そうなんですか?」
「はい、もしかしたらお友達はお客様のこと好きなんじゃないですか?
私の勝手な考えですけどね。
またのご来店お待ちしております。」
そう言って笑顔で可愛い袋に入った水着を渡してくれた。