同居人は恋愛対象外。


「き、きききき…キスされた!?」


昼休み昨日の夢の事聞いた凛ちゃんは驚きすぎて思わず食べていたメロンパンを喉につめそうになっていた。

その声の大きさに私達から少し離れた所で長谷部くんとご飯食べてる水田くんにまで聞こえちゃうんじゃないかと思って慌てて人差し指を立てる。

確認した先にはこっちの話なんて気にしてない様子で楽しそうに話し込んでいる水田くんの姿があった。


「違うよたぶんあれは夢…だと思う。」

「何その曖昧な感じー。」


不満なのかあからさまに頰を膨らます凛ちゃんはそんな姿でさえ可愛い。


「これは本人に確認するべきだよ!」


またまた声が大きい…。


「確認なんて恥ずかしくてできないよ。」

「私がしてあげようか?」

「い、いい!自分でするから!」


自分でさえ恥ずかしいのによりによって凛ちゃんを通して確認するなんてもっと恥ずかしいよ。


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