同居人は恋愛対象外。


「うん…もう大丈夫。…ゴホッゴホッ!」


ひどく咳をする水田くんを見てると大丈夫じゃないように感じた。


「大丈夫じゃないでしょ。栄養考えてご飯食べてる?」

「んーしんどくて作れてないかも…。」


目を瞑って頭でも痛いのか眉間にシワを寄せる。


「私作ってあげるよ!テストも近いし早く治さないと!」

「…いいよ、うつしちゃ悪いし…。」

「私の事は気にしないで大丈夫だから。」

「本当にいい…か………ら…。」


私が玄関に入った所で前に立っていた水田くんが糸でもきれたように倒れた。


「ちょっと!大丈夫!?」


倒れた水田くんを起こそうと触るととっても熱くなっていて、息も切れ本当にしんどそう。

とりあえず腕をとりグッタリした水田くんを必死にベットまで運ぶ。

それから何をしていいのか慌てながら濡れタオルをおでこにあてたり、必死に看病した。


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