♥バレンタインの奇跡♥
「な、何言ってるのかなー?」

平常心…平常心!

ドキドキバクバク今にも心臓が口から飛び出そう。


えっ、何?
なんでこんなこと言ってくるの?


冷や汗が頬を伝う。
手汗もヤバイ。


な、なんなのこの展開!
なんなのこの展開っ!!

倒れそう…助けて。



次の瞬間、桃子の顔付きが明らかに変わった。
笑顔のままなのだけど、そうまるで…悪魔のような笑顔に変わったのだった。


「私、負けませんから」


きゃぴっ。


それだけ言い残し、桃子は席へと戻って行った。
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