♥バレンタインの奇跡♥
胸騒ぎがした私は、気付いたら走り出していた。

阻止しなければ…!
何としても、阻止しなければ!


とにかく必死だった。



二人のもとまで一直線!



もうすぐ。



あと、もう一歩…。




その時!


あ、ヤバイ…転ぶ!


勢い余ってそのまま前のめりに…


ドンッ!


桃子の背中にぶつかってしまった。


「きゃっ!」

と、桃子の声が耳に入る。



私はそのまま派手に転び…
見事に顔面を強打。


っ、痛ぁ…。
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