♥バレンタインの奇跡♥
お言葉に甘えて、結人くんに家まで送ってもらうことに。

結人くん、結構男らしい面もあるのだなぁ。
送りますって、あんなにハッキリと…。
嬉しすぎる…。


それにしても…

「寒いね」

「ですね」

白い息を吐きながら、街灯に照らされた夜道を二人並んで歩く。


結人くんが買ってくれたホットチョコレートが一口飲むたび温かくて…幸せだなぁ。


誰も歩いてない静かな道。
雪を踏みしめる音が、いつもよりハッキリと耳に響く。


こんな時間に結人くんと二人きりなんて。
凄くワクワクしちゃうし、ドキドキしちゃう。


チラリと横を歩く結人くんを見る。

マフラーしてる結人くん。
よく似合ってる。
横顔もカッコイイな。


自然と笑みがこぼれてしまう。
だってこの状況嬉しすぎるよね。
嬉しすぎて、ニヤニヤしちゃう。


すると、結人くんがこちらを見る。
釣られるように私もまた視線を向けると、目が合った。


キュン。


あ、ヤバイ。
ニヤニヤ顔見られちゃったかな?
恥ずかしいー…。


こっちを見て、ニコッと笑う結人くん。


キュンキュン。


顔が熱いです…!
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