♥バレンタインの奇跡♥
「ねえ」

私の隣に座っていたあのお方。
畑山…永久子さんだ。


「はい…なんでしょうか?」

一体何…?早く帰りたいのだけど…。


「お茶していかない」

「えっ……イヤで…っ、じゃなくって!今日はちょっと用事が」

「いいじゃない。ちょっとだけよ!」

「ぷぎゃ!」

有無を言わさず、私は永久子さんに腕を引っ張られた。


なんて強引なんだ…!
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