クールな先輩のドジな時



友達に、小林先輩のドジっ子説を話してもイマイチ共感はされない。

しかし、麻子は先輩を深刻なドジだと確信していた。




先輩はスタンプの日付を直すと、そのしおりをさっきまで自分で読んでいた本に挟んで、麻子に渡した。


昨日まで、秘密なんていってたのに。


「えっ、先輩これ違う……、あっ」


小林先輩は、動きが固まっていた。
動揺しているのかもしれない。
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