好きだよ。でも、さよなら。
体育祭② ☻魁流side☻
担任「黒板に書いてある競技の中で、
出たい種目のところの下に
自分の名前を書いてください。」
優華は何に出んのかな。
そう思ってる間に優華は黒板のところに
行って名前を書き終えていた。
100m走…
大玉おく… あった。
なんか、大玉おくりって意外だな。
もっと借り物競走とかかと思ったわ。
なんか優華の顔死んでるんだけど。
泣きそうな顔してる。
声かけてみるか…
「おい!おいっ!あーだめか聞いてねー…」
「っ!おいっ!おいっっ!優華!!」
「へ?なに?」
「なに、ボーッとしてんだよ、。
体育祭の種目勝手に決められちまうぞ!」
「え!?それは困る!!」
ホントにこいつどうしたんだよ。
体調悪いのか?
「おい!おい!おいっ!優華!
どうしたんだよ…
今日おかしくねぇーか?
大丈夫かよ…。
保健室いくか?ついていこうか?」
あー、くそ心配。
こいつが辛そうなかおしてんの
見てられねー。
待てよ…
俺、いま優華が好きみたいなこと言ってね?
まじか…どうしよ
アタックすっか!
「ごめん、大丈夫だよ!考え事してた!」