好きだよ。でも、さよなら。



今日も放課後デート。


だけど、今から さようなら を言う。


魁流「優華!今日はどこ行きたい?」


いつもみたいに聞かれる。


私は今から最低な女になる。


泣き顔はみせない。


人形になったつもりで別れをいう。


「魁流くん。

私、あんたのことなんてなんとも思ってなかったんだよね。

私があんたのことなんて、

好きな訳ないじゃん。

勘違いしないで。

私と別れて。さようなら。」


クルッと魁流くんに背を向けて


家に帰った。


魁流くん、ごめんね。


心の中で謝りながら。
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