好きだよ。でも、さよなら。
なんで私なの?


なんで…


しかも、


私の心臓病の場合ドナーが見つかって


提供してくれれば、


もっと…


もっと生きられるのに!!

「い!おいっ!優華!

どうしたんだよ…

今日おかしくねぇーか?

大丈夫かよ…。

保健室いくか?ついていこうか?」



あぁ、やっぱり優しいな。


でもさ?魁流くん知ってる?


その優しさが私を傷付けてるんだよ?


「ごめん、大丈夫だよ!考え事してた!」


「なら、いいけど…

無理すんなよ?

辛かったらいえよ?」


「 ぃ…」


「え? 今なんていった?」



声にでてた?


やばい、これ以上心配かける訳には


いかないのに…


「ん?私今なんか言ってた?」


「ああ。

でもなに言ってるか聞こえなかった。」


「そっかー?自分でも何言ったか

わかんないから気にしないでー?」


「お、おう」


やばい、今の声に出てたんだ。


気をつけないと。


結局、出る種目は大玉おくりになった。


これくらいなら、私も出来るからね!
< 9 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop