あなたと私と嘘と愛
そこからはただ、与えられる淫らな刺激に何度も何度も泣きそうになり、自分でも信じられない声が出た。
うっすら瞳を開けても真っ暗で何も見えないけど、密着する優斗の少し汗ばんだ素肌だけははっきりと分かる。
胸の頂きに感じる舌の動き。
下腹部では敏感な部分を優しく弄られ何度も何度もその指が私の中を行き来すれば気持ち良さと比例して熱い蜜が溢れ出す。
「…あ、やっ、んっ…」
何をどうしたらいいのか分からない。
うねらずにいられない体をどうにかしたくて夢中で優斗の体にしがみつくと、それを嬉しむかのうに私へのより深い愛撫が始まった。
脳天が痺れるとはこういうことなのか。
とか、好きな人と触れ合う幸福の波を身体中で知った私はただただ優斗の下で言われた通りに壊されていく。
「…亜香里、苦しかったらもっと強く俺にしがみついて?…ほら」
「…ん、あ…でもこれ以上はっ…」
「ごめん、でも今からもっときつくなるよ…」
「……え?」
「大丈夫。大事にする、から、俺を信じて?」
言われた直後深い口付けで声を塞がれた。
そのあとすぐ、下腹部に熱く張り裂けそうな衝撃が…。
焼けるような痛さに顔が歪む。一つになった瞬間「亜香里…」と、吐息混じりに熱く吐かれ、一瞬で目尻から涙がこぼれ出す。