One Week~僕と彼女の一週間の恋~
序章
序章 


 
 僕がまだ、高校生の頃だ。

 幼い頃から僕は、小説家になることを目指して奮闘していた。
 僕は小説を書いていても、途中で文章が思い浮かばなかったり勝手に自身の力量を決めて諦め、投げ出す癖があった。

 だがそんな僕のアホくさい性格を変えてくれた女性がいた。

 その女性は儚くも美しく、誰もが見惚れる存在だった。
 僕はこの女性を…いや、僕が愛していた彼女との思い出を、生涯忘れることはないだろう。

 今から雪女雪人が書く、この物語を読者に知ってもらいたい。

 そして、彼女が一生懸命生きたことを僕は多くの読者に知ってほしい。

 では、僭越ながら語らせてもらおう。

 僕と彼女の…一週間の恋を。

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