銀光のbreath 【番外編 追加完了】
「で。昨日からヤマト君、瑠衣ちゃんちに居候なんだ?」
次の日のお昼、廉とウチに来た鈴奈さん。経緯(いきさつ)を話すと感心気に溜め息を漏らす。
「洋クンからそうなるかもって話は聞いたんだけど。すごい行動力ねー」
ホットプレートで焼いたお好み焼きを2人で切り分けて食べながら、あたしはちょっと複雑な笑い。
「なんかさ、似てるんだよね。ヤマトと由弦」
「どのへん?」
「こうって決めたら曲がんないトコ」
「あー、瑠衣ちゃん一筋なとこ?」
コロコロと鈴奈さんが笑った。
「由弦クンといい勝負だよねー」
勝負されても困るけど!
結局あたしは、一緒に暮らすコトを受け容れた。
厚意に甘えさせてもらう代わりに。家族を知らないヤマトの宿り木に、あたしとちはるがなる。ギブアンドテイク。
荷物置き場になってた空き部屋をヤマトに譲って、鍵も渡した。
朝、起きたら寝ぼけ半分のヤマトがいて。『おはよう』って言われたのが、ものすごく久しぶりで。・・・懐かしかった。
「ヤマト君いい子だから、あたしも安心して瑠衣ちゃん任せられるなぁ」
鈴奈さんがやんわり微笑む。
「由弦クンを裏切るような真似もしないだろうし」
次の日のお昼、廉とウチに来た鈴奈さん。経緯(いきさつ)を話すと感心気に溜め息を漏らす。
「洋クンからそうなるかもって話は聞いたんだけど。すごい行動力ねー」
ホットプレートで焼いたお好み焼きを2人で切り分けて食べながら、あたしはちょっと複雑な笑い。
「なんかさ、似てるんだよね。ヤマトと由弦」
「どのへん?」
「こうって決めたら曲がんないトコ」
「あー、瑠衣ちゃん一筋なとこ?」
コロコロと鈴奈さんが笑った。
「由弦クンといい勝負だよねー」
勝負されても困るけど!
結局あたしは、一緒に暮らすコトを受け容れた。
厚意に甘えさせてもらう代わりに。家族を知らないヤマトの宿り木に、あたしとちはるがなる。ギブアンドテイク。
荷物置き場になってた空き部屋をヤマトに譲って、鍵も渡した。
朝、起きたら寝ぼけ半分のヤマトがいて。『おはよう』って言われたのが、ものすごく久しぶりで。・・・懐かしかった。
「ヤマト君いい子だから、あたしも安心して瑠衣ちゃん任せられるなぁ」
鈴奈さんがやんわり微笑む。
「由弦クンを裏切るような真似もしないだろうし」