銀光のbreath 【番外編 追加完了】
ああ、なんか寂しい。
征一郎さんと話したせいか、もうすぐ由弦の命日が近いせいか。
ちはるがいても、ヤマトがいても。
やっぱり埋まらない。
由弦がすっぽり抜け落ちちゃったあたしの胸ん中。
付けっぱなしのテレビから笑い声が沸いてる。人気のお笑いコンビ。ツッコミのテンポが良くて、あたしもスキ。
なのに涙が零れた。
由弦はもう帰ってこない。どんなに待ってても。ここには帰ってこない。
分かってんのに。
泣いたってしょうがないのに。
時々どうしようもなくなる。
声を殺してただ泣く。
泣きたいときは泣く。
そんでまた笑う。
そう決めた。
ティッシュで何度も鼻をかみながら。思いっきり深呼吸。
「あー、やっとスッキリした!」
見ればゴミ箱がティッシュだらけ。一人笑いばっかり。
「コーヒーでも飲もっかな!」
鼻声全開で、ソファから立ち上がろうとした時。
玄関の方でガチャリと鍵の回る音がした。
征一郎さんと話したせいか、もうすぐ由弦の命日が近いせいか。
ちはるがいても、ヤマトがいても。
やっぱり埋まらない。
由弦がすっぽり抜け落ちちゃったあたしの胸ん中。
付けっぱなしのテレビから笑い声が沸いてる。人気のお笑いコンビ。ツッコミのテンポが良くて、あたしもスキ。
なのに涙が零れた。
由弦はもう帰ってこない。どんなに待ってても。ここには帰ってこない。
分かってんのに。
泣いたってしょうがないのに。
時々どうしようもなくなる。
声を殺してただ泣く。
泣きたいときは泣く。
そんでまた笑う。
そう決めた。
ティッシュで何度も鼻をかみながら。思いっきり深呼吸。
「あー、やっとスッキリした!」
見ればゴミ箱がティッシュだらけ。一人笑いばっかり。
「コーヒーでも飲もっかな!」
鼻声全開で、ソファから立ち上がろうとした時。
玄関の方でガチャリと鍵の回る音がした。