銀光のbreath 【番外編 追加完了】
両親におばあちゃん、洋秋、鈴奈さん、廉、ヤマト、ちはる、あたし。全員集合。
お墓の前に並んで、みんなで手を合わせる。
子供達は、父親と父親代わりの二人に抱っこされて、やけにおとなしい。意味は理解できてなくても、漂う空気を察してるみたいだった。
洋秋が、由弦が吸ってた銘柄の煙草に火を点け、白く濁った長い息を逃す。
吸いさしを墓前に手向けるいつもの儀式。
「・・・由弦。水上組は、征一郎さんの下でしぶとく生き残ってるからな。安心して寝てろ」
「姉さんとちーのことは、何があっても守るんで。組のことも任せてください、兄貴」
「ちーちゃんと廉は双子みたいに仲がいいのよ? 瑠衣ちゃんと由弦クンみたいになるって思うな」
続くようにヤマトと鈴奈さんが静かに話しかけた。
あたしは無意識に胸元を探った。首から下げた銀色のペンダント。薄手のセーターの上で日差しを受け、キラリと光りを反射する。
お墓の前に並んで、みんなで手を合わせる。
子供達は、父親と父親代わりの二人に抱っこされて、やけにおとなしい。意味は理解できてなくても、漂う空気を察してるみたいだった。
洋秋が、由弦が吸ってた銘柄の煙草に火を点け、白く濁った長い息を逃す。
吸いさしを墓前に手向けるいつもの儀式。
「・・・由弦。水上組は、征一郎さんの下でしぶとく生き残ってるからな。安心して寝てろ」
「姉さんとちーのことは、何があっても守るんで。組のことも任せてください、兄貴」
「ちーちゃんと廉は双子みたいに仲がいいのよ? 瑠衣ちゃんと由弦クンみたいになるって思うな」
続くようにヤマトと鈴奈さんが静かに話しかけた。
あたしは無意識に胸元を探った。首から下げた銀色のペンダント。薄手のセーターの上で日差しを受け、キラリと光りを反射する。