銀光のbreath 【番外編 追加完了】
お正月休み中、どこに出かけるワケじゃなくただ由弦と居て。
一緒にゴハン作ったりスーパーに買い物に行ったり。
洋秋のトコ行ったって、もれなく由弦も付いてくるワケで。
24時間離れることがなかったことに。気が付いてちょっと呆れた。
・・・甘すぎて笑えた。
夜は。・・・昼でも。由弦と一つになればその境い目すら無くなる。
体温と匂い。息遣い、肌触り、声。ぜんぶ熔けた、あたしに。由弦に。
今になったらたった10日間じゃ足りなかったな。って。
もう名残惜しくなってあたしは由弦に躰を寄せる。
抱きすくめられてキスされて。
「瑠衣」
少し低い声で呼ばれるのが好き。
会社行かないで、日もこうしてたいなんて。
半ば本気で思えるくらい。
「・・・好き、由弦」
甘えるみたいにあたしは何度も繰り返す。
これからはもっと素直に言うね。
「あいしてる・・・」って。