銀光のbreath 【番外編 追加完了】
 なんだか由弦は、日増しに男前になってく気がする。
 あんまりドアホもバカも言わなくなったし、守るものが出来ると強くなるって言うけど。自分の夫ながら惚れ惚れして、恥ずかしくもレンアイの真っ最中みたいな日々。
 由弦に言うとドヤ顔されそーだから黙っとこ。
 

「お前も無理に動くなよ? ・・・行ってくる」

「わかってる。いってらっしゃい、気を付けてね?」

 上着を羽織り玄関先に立った由弦は、いつものルーティンでお腹のちはるに声をかけたあと、あたしとたっぷりキスを交わして洋秋を迎えに行った。 


「さてと! それじゃあ、ちはるはあたしと洗濯しようねぇ」

 ナンでもちはるとお喋りしながら家事をするのが日課。
 そのうち返事してくれるんじゃないかって楽しみなんだよ、ちはる?


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