君のために、死んであげる
あれから1ヶ月

別に、これといった行事もなく、時間は淡々と進んでいく

今日は、1日休んでいればいいといわれた


この部屋で



だが、

シューは仕事に熱中してるんだろうし、このでかい城を回ってみようと、私はこっそり部屋を出た






歩いていると、男の人とすれ違った
服は、私が着ているのとお揃いのスーツだ

「あ、こんにちわー」

私はすれ違いざまに挨拶する

「えっ!?あ、あぁ、こんにちわ」

私は疑問を抱く

「どうされました?」

男はしばらく間を置いてから、言葉を発した

「い、いえ…珍しいな、と」

では失礼しますとその男は通りすぎていった



珍しい……?

何言ってんだ?あいつ
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