君のために、死んであげる
とりあえず、私は部屋に連れ戻された

「何したらいいんですか?」

「……何でもいいが」

「えー」

何でも…


………じゃ、


「……これは…」

「肩たたき、ですが」

「いや、それは分かってる」

「なんか疲れてるかなーって…あ、ここだ」


私は早速ツボを発見し、揉みほぐす


「っあー…」

シューが変な声を出す

「ど、どうした?」

「………っ!な、何でもない!」


こ、これは、もしかして………!





「気持ちい?」

「うっさい!」

「ははっ」



否定しないのかよ

全く、可愛いやつだな


気持ち良さそうなシューを見ていて面白く、私は手の疲れなど気にならなかった

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