月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
「はい。そこで提案があります。社員旅行の前に、訪れる場所を下調べしましょう。」
「ええ〜!!」
三人共に、ブーイングが飛ぶ。
「騒がない‼これから資料室に行って、勉強して来きなさい!」
旅館の一人娘なのに、こんなうるさい部下達を上手に仕切っているのを見ると、人間は一人立ちすると変わるんだなと思う。
なんだかんだ言って、私達は神崎部長の言う通り、資料室に移動した。
資料室には、思ったよりも観光向けの本が置いてあって、三人ともすぐに盛り上がった。
「でも、京都って案外よくない?修学旅行でも行った事なかったから、逆にいいかも。」
私は、早速京都に関する本を、探し始めた。
だけど、ときわと光清は、それでもテンションが低い。
「俺の家、ばあさん家が京都だから、観光地は結構把握してんだよね。」
あぐらをかく光清。
「私の家は、別荘が京都にあるのよ。毎年行ってるわ。第二の故郷的な感じよ。」
「ええ〜!!」
三人共に、ブーイングが飛ぶ。
「騒がない‼これから資料室に行って、勉強して来きなさい!」
旅館の一人娘なのに、こんなうるさい部下達を上手に仕切っているのを見ると、人間は一人立ちすると変わるんだなと思う。
なんだかんだ言って、私達は神崎部長の言う通り、資料室に移動した。
資料室には、思ったよりも観光向けの本が置いてあって、三人ともすぐに盛り上がった。
「でも、京都って案外よくない?修学旅行でも行った事なかったから、逆にいいかも。」
私は、早速京都に関する本を、探し始めた。
だけど、ときわと光清は、それでもテンションが低い。
「俺の家、ばあさん家が京都だから、観光地は結構把握してんだよね。」
あぐらをかく光清。
「私の家は、別荘が京都にあるのよ。毎年行ってるわ。第二の故郷的な感じよ。」