月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
「本の内容?」
「そう!知り合いに翻訳して貰ったんでしょ?どんな話か教えてよ。」
「知らん。」
「はあ?」
光清とときわの話を真横で聞きながら、改めて光清に見とれてしまった。
洗いざらしの黒髪。
前髪が目にかかって、ミステリアスさ倍増だし。
長身の細身の体を覆う浴衣から、ちらっと見える筋肉が、ほどよい色気を放っている。
これをクラスの女子が見たら、誰か寝込みを襲う人が現れてもおかしくはない。
そんな事考えてたら、光清と目が合った。
ドキンとして、後ろに下がったけれど、光清はそんな私をまるでいないかのように無視。
「ところで光清。やたら色気が垂れ流しされてるんだけど。」
「別にいつもと同じだし。」
ときわのナイスコメントにも、素っ気ない返事。
そんな時だ。
遠くから女の子のキャーっと、黄色い声が。
「あの人、カッコいい‼」
「鼻血出そう‼」
「そう!知り合いに翻訳して貰ったんでしょ?どんな話か教えてよ。」
「知らん。」
「はあ?」
光清とときわの話を真横で聞きながら、改めて光清に見とれてしまった。
洗いざらしの黒髪。
前髪が目にかかって、ミステリアスさ倍増だし。
長身の細身の体を覆う浴衣から、ちらっと見える筋肉が、ほどよい色気を放っている。
これをクラスの女子が見たら、誰か寝込みを襲う人が現れてもおかしくはない。
そんな事考えてたら、光清と目が合った。
ドキンとして、後ろに下がったけれど、光清はそんな私をまるでいないかのように無視。
「ところで光清。やたら色気が垂れ流しされてるんだけど。」
「別にいつもと同じだし。」
ときわのナイスコメントにも、素っ気ない返事。
そんな時だ。
遠くから女の子のキャーっと、黄色い声が。
「あの人、カッコいい‼」
「鼻血出そう‼」