替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
*
「はぁ~…」
頭からすっぽりと毛布をかぶり、私は小さな溜め息を吐いた。
宿屋に帰って来てからも、さっきのことが気になって、全然落ち着けなかった。
当のフェルナンさんは、何事もなかったかのような顔をしている。
ってことは、さっきのキスは特に意味はないってこと?
その後、フェルナンさんは何も言わなかった。
好きだともなんとも…
でも、私をみつめるあの瞳には、愛がこもってたようにも思えたのだけど、それは、私の自惚れ…?
あぁ、わからない…
わからなさすぎて、もやもやする。
「眠れないのか?」
「え?あ、まぁ、その…」
私が起きてることに、マリウスさんが気が付いたようだ。
「ちょっと待ってろ。」
そう言うと、マリウスさんはベッドから立ち上がり…
「これを少し飲むと良い。」
マリウスさんが私にくれたのは、小さな瓶だった。
「あ、ありがとうございます。」
蓋を開けると、アルコールのにおいがした。
私はそれをぐいとあおった。
しばらくすると、私はいつの間にか夢の世界に旅立っていた。
「はぁ~…」
頭からすっぽりと毛布をかぶり、私は小さな溜め息を吐いた。
宿屋に帰って来てからも、さっきのことが気になって、全然落ち着けなかった。
当のフェルナンさんは、何事もなかったかのような顔をしている。
ってことは、さっきのキスは特に意味はないってこと?
その後、フェルナンさんは何も言わなかった。
好きだともなんとも…
でも、私をみつめるあの瞳には、愛がこもってたようにも思えたのだけど、それは、私の自惚れ…?
あぁ、わからない…
わからなさすぎて、もやもやする。
「眠れないのか?」
「え?あ、まぁ、その…」
私が起きてることに、マリウスさんが気が付いたようだ。
「ちょっと待ってろ。」
そう言うと、マリウスさんはベッドから立ち上がり…
「これを少し飲むと良い。」
マリウスさんが私にくれたのは、小さな瓶だった。
「あ、ありがとうございます。」
蓋を開けると、アルコールのにおいがした。
私はそれをぐいとあおった。
しばらくすると、私はいつの間にか夢の世界に旅立っていた。