替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
side シャルア
*
「な、なんですって!そ、それは本当なのですか!?」
ある時、サンドラが友人だという魔法使い・テレジアを連れて参りました。
どうしても、私に伝えたいことがあるとのことでしたので、私は彼女に会うことにしたのです。
彼女の伝えたいことというのは、先日・タリムという魔法使いの家に行った時に、私とそっくりな者に会ったということでした。
テレジアは、数年前に私のことを見たことがあったそうです。
「はい。間違いありません。
今日、王女様にお会いして、私は確信しました。」
その言葉に、私は心が震え、泣きだしてしまいそうになるのを必死で堪えました。
やはり、シャキアはこの世界にいる…そう思ったら、胸がいっぱいになりました。
「そ、それで…その者はどんな様子でしたか?元気だったのですか?
どこへ行くと言ってましたか?
他に何か話はしたのですか?」
「はい、お元気なようには見えました。
…でも、特に話はしませんでした。」
「どんなことでも良いのです。
どうか、教えて下さい。」
シャキアのことが聞きたくてたまらず、私は熱を込めて懇願しました。
「その方は、男性二人と一緒に行動されていました。
その片方は、ガザン王の末裔かどうかを確かめるため、ガザン王の剣を探しに来ていました。」
「ガザン王家は途絶えたのではないのですか?」
「タリムも、あまり期待はしていないようでした。」
「それで…結果はどうだったのですか?」
「王女様…それでは今からタリムの所へ行き、その後の状況を聞いて参ります。」
「ありがとう。ぜひともそうして下さい。」
「な、なんですって!そ、それは本当なのですか!?」
ある時、サンドラが友人だという魔法使い・テレジアを連れて参りました。
どうしても、私に伝えたいことがあるとのことでしたので、私は彼女に会うことにしたのです。
彼女の伝えたいことというのは、先日・タリムという魔法使いの家に行った時に、私とそっくりな者に会ったということでした。
テレジアは、数年前に私のことを見たことがあったそうです。
「はい。間違いありません。
今日、王女様にお会いして、私は確信しました。」
その言葉に、私は心が震え、泣きだしてしまいそうになるのを必死で堪えました。
やはり、シャキアはこの世界にいる…そう思ったら、胸がいっぱいになりました。
「そ、それで…その者はどんな様子でしたか?元気だったのですか?
どこへ行くと言ってましたか?
他に何か話はしたのですか?」
「はい、お元気なようには見えました。
…でも、特に話はしませんでした。」
「どんなことでも良いのです。
どうか、教えて下さい。」
シャキアのことが聞きたくてたまらず、私は熱を込めて懇願しました。
「その方は、男性二人と一緒に行動されていました。
その片方は、ガザン王の末裔かどうかを確かめるため、ガザン王の剣を探しに来ていました。」
「ガザン王家は途絶えたのではないのですか?」
「タリムも、あまり期待はしていないようでした。」
「それで…結果はどうだったのですか?」
「王女様…それでは今からタリムの所へ行き、その後の状況を聞いて参ります。」
「ありがとう。ぜひともそうして下さい。」