替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
「サンドラ、その方は今どこに?」
「控えの間にいらっしゃいます。」
「すぐにお呼びして下さい。」
*
すぐに、緊張した様子のマリウスさんが、部屋に入って来た。
「こちらは、リゴレットの王女・シャルア様です。」
「良くおいで下さいました。
私がこの国の王女、シャルアです。
体調がすぐれませんので、こんなところから申し訳ありません。」
シャルアさんは、カーテン越しにそう話した。
「そんなことお気になさらずに…
初めまして。王女様。
俺はマリウスと言います。」
「そなたが、ガザン王家の血を引くというのは本当ですか?」
「はい。」
マリウスさんは、腰の剣をシャルアさんの方に向けた。
「その紋章は…!
シャルア様、ガザン王の剣に間違いありません。」
サンドラさんは目を丸くしていた。
マリウスさんは、最近、剣をみつけたこと…剣を鞘から引き抜くことが出来たことを話した。
そして、ガザンの末裔とわかったからには、ガザンを再興するつもりだということも。
二人はマリウスさんの話を、興味深い様子で聞き入っていた。
「マリウス様、ご存知でしょうか?
我が国リゴレットからガザンに嫁がれた王女がいたのですよ。」
「そうなんですか?知りませんでした。」
「ガザンの再興にあたり、我が国もきっと何らかの協力が出来ると思います。
ぜひ、国王にもお会いになって下さい。」
「ありがとうございます!ぜひ、そうさせていただきます!」
まさか、リゴレットとガザンにそんな縁があったとは…
その縁のおかげで、ガザン再興にますます光が見えて来た感じだ。
それは良かったとは思うけど…
「控えの間にいらっしゃいます。」
「すぐにお呼びして下さい。」
*
すぐに、緊張した様子のマリウスさんが、部屋に入って来た。
「こちらは、リゴレットの王女・シャルア様です。」
「良くおいで下さいました。
私がこの国の王女、シャルアです。
体調がすぐれませんので、こんなところから申し訳ありません。」
シャルアさんは、カーテン越しにそう話した。
「そんなことお気になさらずに…
初めまして。王女様。
俺はマリウスと言います。」
「そなたが、ガザン王家の血を引くというのは本当ですか?」
「はい。」
マリウスさんは、腰の剣をシャルアさんの方に向けた。
「その紋章は…!
シャルア様、ガザン王の剣に間違いありません。」
サンドラさんは目を丸くしていた。
マリウスさんは、最近、剣をみつけたこと…剣を鞘から引き抜くことが出来たことを話した。
そして、ガザンの末裔とわかったからには、ガザンを再興するつもりだということも。
二人はマリウスさんの話を、興味深い様子で聞き入っていた。
「マリウス様、ご存知でしょうか?
我が国リゴレットからガザンに嫁がれた王女がいたのですよ。」
「そうなんですか?知りませんでした。」
「ガザンの再興にあたり、我が国もきっと何らかの協力が出来ると思います。
ぜひ、国王にもお会いになって下さい。」
「ありがとうございます!ぜひ、そうさせていただきます!」
まさか、リゴレットとガザンにそんな縁があったとは…
その縁のおかげで、ガザン再興にますます光が見えて来た感じだ。
それは良かったとは思うけど…