替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
*
「えっ!?ガザンの王・マリウス様が謁見を?」
どうしよう!?
マリウスさんと会ったら、私が替え玉だってことがバレてしまうんじゃ…?
(あ……)
そうだ…!
マリウスさんが以前シャルアさんに会った時は、寝台のカーテンを閉めたままだった。
だから、今回もそうすれば良いんだ!
カーテンを閉めたままにしておけば、バレるはずがない。
「シャキア様、お会いになられますか?」
「そうですね。
体調が悪いと言えば、陛下がご心配されるかもしれませんから、応じた方が良いですよね?」
「その通りです。
しかし、マリウス様は一体どういうご用向きなのでしょうね?」
私もそのことは気になっていた。
なぜなら、きっともうマリウスさんはガザンに向かって旅立ったと思っていたから。
そのマリウスさんがまだリゴレットにいて、シャルア王女に会いに来るなんて…
心配は心配だけど、とにかく会えばわかることだ。
(……頑張るぞ!)
「えっ!?ガザンの王・マリウス様が謁見を?」
どうしよう!?
マリウスさんと会ったら、私が替え玉だってことがバレてしまうんじゃ…?
(あ……)
そうだ…!
マリウスさんが以前シャルアさんに会った時は、寝台のカーテンを閉めたままだった。
だから、今回もそうすれば良いんだ!
カーテンを閉めたままにしておけば、バレるはずがない。
「シャキア様、お会いになられますか?」
「そうですね。
体調が悪いと言えば、陛下がご心配されるかもしれませんから、応じた方が良いですよね?」
「その通りです。
しかし、マリウス様は一体どういうご用向きなのでしょうね?」
私もそのことは気になっていた。
なぜなら、きっともうマリウスさんはガザンに向かって旅立ったと思っていたから。
そのマリウスさんがまだリゴレットにいて、シャルア王女に会いに来るなんて…
心配は心配だけど、とにかく会えばわかることだ。
(……頑張るぞ!)