命の手紙
「じゃじゃーん!どう?似合うでしょ?」

「別に…普通」

「あっ!光、私の胸見てるんでしょ?へんた〜い!!」

「誰がお前の全くない胸を見るんだよ!それにもうちょっとマシな水着なかったのか?お前の着ている水着、スクール水着だぞ!!」

「水着の辺りはいいとして、ない胸とは何ですか?これからもっと大っきくなる予定ですから〜」

プールでそんなことを言って、クスクス周りの人から笑われたり。

他にも、図書館で勉強したり(灰原は本ばかり見ていて、全然集中しながったが)、スイーツバイキングに行ったり(灰原は皿にケーキを乗せるだけ乗せて、味がイマイチなのは全部俺の皿に乗せた)、そして映画を観に行った。

「楽しみだね〜」

「まあな」

灰原は、キャラメル味と塩味のポップコーンとオレンジジュースを買った。

「お前、どんだけ食べる気なんだ?」

「いっぱい!光も食べなよ。大きくなれると思うよ」

「余計なお世話だ」
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