ツンデレクール王子に捕まりました!
授業が終わり、チャイムが鳴る
蓮くんのクラスに行こうとする私に、亜希が声を掛けてきた
「莉々奈...まだ行くの?蓮くん目も合わせてくれないんでしょ?このままだと意味ないと思う。なんか、考えないとね」
「どうしたらいいと思う?」
もう、亜希しか頼れる人はいない
「あ!」
なにか思いついたようだ
「手紙にしたら?読んで貰えるかわからないけど、気持ちが落ち着いたらきっと読んでくれると思うよ。裕翔くんに渡してもらお?」
うん、いいかもしれない
どうせ行くだけ行っても何も進展が無いのは目に見えてる
そう思い、私の気持ちを手紙として伝えることにした