ツンデレクール王子に捕まりました!
「おい、兄貴!なにしてんの。今すぐ莉々奈を離せ」
蓮くんが来ると思わなかったのか少しびっくりしている蓮くんのお兄さん
離された瞬間、蓮くんの後ろに隠れて、蓮くんの服の裾を軽く掴んだ
「へぇー。莉々奈ちゃんっていうんだ。すごく可愛いね。蓮」
「うるせぇ。寮にいるんじゃねぇのかよ」
「あー、たまたま友達とこの近くにいてその帰りに寄ってみただけ。すぐ帰るよ」
「なら、今すぐ帰れ。莉々奈が怖がってる」
「なんもしてないじゃん。まあ、また会おうね。莉々奈ちゃん」
そう言って、蓮くんのお家から出ていった
それを確認すると、力が一気に抜けて床にペタンと座り込んだ