ツンデレクール王子に捕まりました!




「ごめん。なにもされてない?怖かったよな?」




今までにないくらい俺は焦っていた





「...う、うん。ちょっと脚触られただけだから。でも、すごく怖かった」





触られてんじゃねえかよ





一瞬イラッとしたけど、莉々奈を優しく守るかのように抱きしめた




この時、1番大切なのは莉々奈だと改めて思った





「心臓止まるかと思った。兄貴、ああいうやつでさ、今日いないと思って気抜いてた。」





ほんと、俺何してんだか




もう少し早く戻ればこんなことにならなかったのに





そう言って改めて莉々奈を見る





「その服ちょっと...」





柄にもなく、自分でも分かるくらい顔が赤くなってしまった





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