ツンデレクール王子に捕まりました!
蓮くんの部屋の前に来た
「蓮くん、ご飯出来ました!」
「わかった」
リビングへと移動して椅子に座る
「いただきます」
もぐもぐして数秒
何も言わない蓮くん
お口に合うかな?嫌いとかじゃないよね?
私は不安が増すばかり
「蓮くん、お口に合わなかったかな?ごめんね好きじゃなかったとか...」
「...うまいよ。俺ハンバーグ好きだし。サンキュ」
「はぁ、良かった。ほんとに不安でいっぱいだった」
安心して一気に力が抜けた
そう、蓮くんが言ったように私が作ったのはハンバーグです!
嫌いじゃなくて本当に良かったよ
「蓮くん、嫌いなものとかある?これからのために教えて欲しいな」
「...ピーマン嫌い」
え、今のかわいい
声が急にちっちゃくなるのとかキュンときた
「わかった。ありがと」
その後も黙々とご飯を食べる蓮くん
私より全然早く食べ終わってる
「先、風呂入ってきていー?」
「あ、うん。どーぞ!」
よし、蓮くんがお風呂入ってる間に洗い物終わらせちゃお!
そう思っていたけど、男の人はお風呂が速いから、すぐに戻ってきた
「俺、残りの洗い物するから風呂入ってきたら?なんか、手伝わないと悪いし」
なんか、ただのツンツンしてる人とか思ってたけど、蓮くんいい人だなー
お言葉に甘えちゃお
「ありがと!よろしくお願いします!いってきますね!」