人間になりたい。
テーブルの上に、真っ白なおにぎりがのった皿が置かれた…

おにぎりは、どれもいびつな形をしていたけれど

私にはとても眩しく見えたのだ。


『食べていいのですか?』

「うん、大丈夫だよ。一緒に食べよう。」

私は、一緒に食べれると言うことが、こんなにも嬉しいと言うことを初めて知ったのだ。


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