みんとキャンディ
「これじゃあ藍楽ちゃんみたいな服は着れないよね」




苦笑いで振り返った聖梨の顔は、雄楽の頭に焼き付いて離れない……。




それと同時に、



服を貸してしまった自分に深く後悔していた。




周りが聖梨をこんな風に思わせてしまっている。



だったら、



自分だけは聖梨を女の子から遠ざけてはいけない。




雄楽の小さな決意が、雄楽を突き動かした。
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