黄色い花
みんなが教室へ入って来てからは、やっぱり僕は杉山さんに話しかけられなかった。


僕は帰りに水をやり忘れた。


次の日の朝、早く行けばまた杉山さんと話せる、また笑ってくれる、そう思って学校へ向かった。

何気なく黄色い花を見る。
黄色い花は踏まれて潰れていた。
黄色い花は枯れ果ててしまったんだ。

その日から杉山さんは学校に来なくなった。


杉山希子さんは。
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