いつか、眠るまで
未亜 side
私は、舞に全てを話した。
舞は黙って聞いてくれた。
話し終わっても、舞は「辛かったね。」と悲しんだり、「未亜が可哀想!」と怒ったりはしなかった。
でも、それが私にとっては逆に心地よかった。
「未亜、あと何年生きれる?」
舞が口を開く。
「わからない。さっきも言ったように、今はだんだん良くなってきてるって先生が言ってたから。」
舞は、私の手を取って立ち上がった。
「今から遊ぼ!」
そんな反社会的なことを言い出した。