いつか、眠るまで
未亜 side
あ、目、腫れてる。
昨日泣きすぎた…
こんな顔じゃ学校行けないし、今日は休もう。
お母さんには……
仮病だ。
1階のキッチンへ続く階段を降りて、朝食を作っているお母さんに声をかける。
「お母さん、おはよう。今日ちょっと調子悪いから学校休むね。先生には、私から言っとく。」
「あら、いいわよ。私が連絡しておくから、未亜は早く寝なさい。」
いつだって私の母は優しい。
「ありがとう。お母さん。」
いつも、心配かけてごめんね。
自室に戻り、ベットに潜り込んだ。