いつか、眠るまで
二人の距離
「おはよう、楠木くん。」
まずは、昨日の謝罪をして、それから…
「おぉ!おはよう、花園っち!聞いて喜べ、来週から夏休みだ!」
謝罪する暇はないね、うん。
「それくらい知ってるよ。」
言いながら自分の席まで移動する。
その後を楠木くんがついてきて、
「もうちょっといい反応ない?夏休みだぞ?約1ヶ月、学校がないんだぞ?」と言う。
「その分、宿題はあるけどね。」
急所な部分だったのかかなりダメージを受けたみたいだ。
「花園っち…それは禁句だよ……。」