恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

クスッと微笑む景吾先輩。

「よう!久しぶりだな。雅」

「あぁ、久しぶり。
留学が終わるにしては、少し早くないか?」

雅先輩は、驚きながらもそう尋ねた。

「まぁな。新しい月(ルナ)も現れたと言うし
興味があってな。早めに切り上げてきたんだ」

「……そうか」

「まぁ、これから月(ルナ)として
ちょくちょく顔を出すからよろしく。
じゃあ、またね。七海ちゃん」

ニコッと笑うとそのまま出て行く。

あれ?
何だか怪しい雰囲気になっている…?

「何よ~あいつ!?
なんか感じ悪いし」

美久先輩は、怒って言ってきた。

「会長…とうとう戻ってきましたね!?」

「…あぁ、何も無いといいが…」

雅先輩は、心配そうな表情だった。

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