恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「………?」
私は、まだ状況がよく分からなかった。
この雰囲気……お互いに仲が悪いのだろうか?
しかし景吾先輩が、騒動の原因になるなんて
この時は、私は思わなかった。
あの後。
放課後になると蓮先輩が居る
特別の部屋にも現れた。
「久しぶり~蓮」
「お前…何しに来た!?」
そう言い襟を掴まえる。
だが、景吾先輩は、
「まぁまぁ、そう怒るなよ!
俺もお前も跡継ぎ候補のなり損ないなんだから」
「はぁっ!?お前と俺を一緒にするな。
お前は、完全に外されても俺は、
まだチャンスがある」
「それは、どうだかな?雅は、強敵だぜ?
なぁ、それよりも前にも言ったが
俺と手を組んだ方が
手っ取り早くていいんじゃないか?」
そう発言する景吾先輩。