恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「“はい”は、1回だ!」

森安先輩は、わざわざ言い直させようする。

「はい!」

「……まったく。
返事もろくに出来ないのか」

も~森安先輩って
すぐに私の文句ばかり言うし……。

ブツブツと文句を言いながら
行こうとしたら雅先輩が

「あっ倉田さん!
最近……景吾に何か言われたりしていない?」

えっ!?

思わず心臓がドキッとした。

「えっ…何でですか!?
別に…ありませんが?」

「そう?それならいいんだ。
景吾は、俺達をあまりいい風に思っていなくてね。
何も言われて無いなら……良かった!」

そう安心したように
ニコッと笑顔で言われた。

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