恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
蓮先輩……。
「フッまさか…」
蓮先輩は、クスッと笑った。
「だったら私を使うってのも…手よ?」
麗香さんは、そう言ってきた。
「はぁっ?」
「私が、あなたのお父様に
『蓮を跡継ぎにしなかったら
私は、婚約破棄をする』と言ったら叶うわよ?
あなたのお父様…一ノ瀬グループと
どうしても手を組みたいみたいだし」
「そんな…上手いことなるかよ!?
それに…お前は、雅にも気があるんだろう?」
麗香さんは、クスッと笑った。
「えぇ…あるわ。
でも、私…どっちかというと蓮。
あなたみたいな感じのヤンキーの男が
好きなのよね」
「上手くいくに決まっているわよ。
一ノ瀬グループと手を組んだら
もっと利益が上がるもの」
そう言い蓮先輩に絡んできた。
何よ…それ!?