恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

思わず沈黙する。

またやってしまった……。

「あら、お邪魔虫が来たみたいね?」

麗香さんとクスッと笑う。

「……。」

しまった……と思っても
もう遅い。

すると

「ごめん、ごめん。驚かすつもりでは
なかったんだけど……」

そう言い手を差し伸ばしたのは、
景吾先輩だった。

「あ、ありがとうございます」

思わず景吾先輩の手を取り立ち上がった。
そうしたら

「…お前ら何しに来たんだ…?」

蓮先輩は、ギロッと睨みつけた。

しかし景吾先輩は、そんなの関係なく
ぐいっと私の肩を引き寄せてきた。

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