恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
そんな…酷い。
「もう噂で知っていると思うが
俺の家は、高遠寺財閥でね。
その跡継ぎを奪うためには、どーしても
アイツが邪魔なんだよ!」
冷たい表情で言う蓮先輩。
ゴクッと息を飲んだ。
「そんな…せっかくの双子なのに…」
「双子!?フッ…俺にとったら
ただ最悪な光景だね。
アイツと一緒に産まれたからってだけで
ずっと差別されて」
「……。」
「だから、弱みを見つけてアイツを
あの家から追い出してやる」
嫌悪になった表情を私に
見てきた。
何故そんなにも憎んでいるのだろうか?
同じ双子なのに…。