恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

男性は、ニヤリと笑った。

「フンッ見覚えあるようだな?
高遠寺の部下に可愛がってくれたみたいだしな。
それに…あいつには、恨みもあるから丁度いい」

なっ!?

「わ、私をどうする気よ!?」

「人質にするに決まっているだろ。
お前が人質になれば、こっちが有利になるからな」

人質……私が!?

ちょっと待って……何で私が?

「そんな事したって蓮先輩が、
私を助けに来る訳がないじゃない!」

「それは、どうかな?
さっき『お前の女・倉田七海を預かっている。
人質を傷つけたく無かったら1人で来い!』と
電話しておいた」

えっ!?

「も…もし来なかったら?」

「さぁ~?どうしようか?
お前…なかなか可愛いしな」

ニヤッと笑い近づいてきた。

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