恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「蓮様が、そんな事を…?」
「そういえば、今まで
ヤンキー達に絡まれたこと無いわ…俺は」
「俺も逆に制服を見て逃げられた」
「私…雅様に困った時に
相談に乗ってもらったことがあるわ」
学園の皆は、次から次へと
口を出した。
『皆いいのか?
兄貴をこのまま学園を辞めさせて
お前ら思い出してみろよ!
あの人が、今まで何をしてくれたか』
三永先輩は、呼び掛ける。
『……。』
全校生徒が静まり返る。
その頃、高遠寺家では、
話し合いが行われていた。
「今まで、隠してたなんて…何て事だ!?
しきたり通り…遺産を分担するからな」
「しかし、兄さん。
確かに私の所は、双子が産まれているのですよ!?」