恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「産まれても継ぐ前に死んだのなら
そんな話は無効だ!!」

「……しかし」

蓮先輩達のお父さんは、説得するが
聞き入れられない。

「父さん…すみません」

それに対して蓮先輩は、謝罪する。

「蓮!!何で、最後まで隠し通さなかった!?
言ったはずだぞ!
お前は、責任持って雅を演じ切れって」

「……。」

黙り込む蓮先輩。
すると景吾先輩は、クスッと笑った。

「それは、無理な話では無いんですか?」

「…景吾!?」

「俺も上手く騙されたよ。
確かにあの日以来から個人個人で
会った事があっても2人揃って見た事が無かった。
そういう事だったんだね」

景吾先輩は、納得する。

「……あぁ」

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